裏話

王国元老院part4

王国元老院 議員や傍聴席の見物人全員が起立、帽子等も脱衣し、仰々しい顔つきである。 ルブーフコート・フィルが国王行進曲を演奏している。 議堂に管弦楽団の演奏ステージを目立たないところにひっそりと併設してあるところが、議会制王政の歴史の深さを物…

王国元老院part3

晴れて、クラトニア王政憲法は完成した。 議長「国王陛下から、親書が届いている」 「おー」 議堂にどよめきが走った。 王璽尚書のルイス・ジャッペラーニ卿が登壇した。 「ゴホン、国王陛下の親書を読み上げる。『我クラトニア国王、クリスティアーノ・ロゼ…

王国元老院part2

王国元老院 「行政権の長は国王陛下である。すなわち国王陛下にこそ、各院長の任命権をお持ちのはずだ。しかし国王陛下に政治についてはそこまで任せることは民主主義の精神に反してしまう、そこで、国王陛下が元老院での第一党の首班に対して院長任命権を与…

王国元老院part1

王国元老院議堂「ザワザワ」 ドンドンッ! 「静粛に。えーでは元老院を開会する」 「発言を求めますわ、議長」 [「パーチノッティ議員、どうぞ」 議堂中央から、やや左側を陣取るクラトニア修正党の席から、拍手喝采の中、彼女は 登壇した。 「ファンデルタ…

【秘密会合】クラトニア国民運動党幹部会議 part4【極秘潜入】

ルジェヌド・ベルルーセフ大統領「シオヴィル、リーベック会談お疲れ。どのような内容を話したのかね」 シオヴィル・ベルルスコーニ外相「あぁルジェヌド、石油の安定した輸入、自動車の輸出、そして我国はキーファルンと安全保障について協力することに合意…

クラトニア評議会物語part6

『カフェチャレブリ』 ルブーフコート市内は、古い町並みが残っている。 カフェチャレブリはルブーフコートの中心部にある通りの一つ、ジェラルド通りにある。 私は約束の1時間前に、ここに着いていた。 通りの両端には、隙間なく建物が並び、昼の4時ごろな…

【秘密会合】クラトニア国民運動党幹部会議 part3【極秘潜入】

シオヴィル・クルコティーニ「ルジェヌド、この新聞を見てくれ」 ルジェヌド・ベルルーセフ「ん、ウォルターコート通信の記事か」 ウォルターコート通信 『ベリース市記念大学で行われていたヤード国民運動党の結成式典を、警察隊が突入しそこの指導者7名を…

【秘密会合】トラニア労働者党幹部会義【新展開】

パルバトーレ・ブルネレスキ「諸君、インターに加盟を申請してきた。我々は新たなトラニア労働者党として生まれ変わる」 「おー」 「そうなの」 「お嬢!?」 説明しよう。彼女はドゥーク・パーチノッティの一人娘であるフランチェスカ・パーチノッティであ…

【秘密会合】クラトニア国民運動党幹部会議 part3【極秘潜入】

シオヴィル・クルコティーニ「ルーランドルフ君、ファシスタの連中が海軍の創設案を提出することを知っていたのか」 フィリッポ・ルーランドルフ「あぁ、前もってきいていたが。別に悪い提案じゃないでしょ」 シオヴィル・クルコティーニ「知っていたならば…

【マフィアの隠れ家】クラトニア人民ファッショ総団員会議 part1【まさに極秘】

ネスカ・フォルトゥナート総督「バルダッサーレ。例の提案を議会に提出する準備はできているのかね」 バルダッサーレ・フェラーナ「もちろんです総督。すでにピルロ社、ICE、フェローチェの軍需企業。根回しはできておりいつでも発注させることができます。 …

【秘密会合】クラトニア国民運動党幹部会議 part2【極秘潜入】

ルジェヌド・ベルルーセフ大統領「我輩、少しホロ酔いになった、あらためてクラトニアの経済発展のための提案を聞きたい」 シオヴィル・クルコティーニ外務相「簡単さルジェヌド、世界の企業を誘致すればいいのさ、そうすれば法人税や国内企業との競争でかな…

【秘密会合】クラトニア国民運動党幹部会議【極秘潜入】

ルジェヌド・ベルルーセフ大統領「我輩が諸君をここに召集したのは、今後のクラトニア発展のための政策の提案などを聞きたいからだ」 シオヴィル・クルコティーニ「そう慌てるなルジェヌド、この最高級ルージェワインでも飲んでゆっくり話そう」