【マフィア・ギャング】暗躍者たちの冬part2【官僚たちの夏のパクリ】

前回のあらすじ:
若手ソルジャーベヌートと先輩ペッロはあるリトルトラニア内に開店したドレスを扱う店を荒らしにいく、しかし彼等は女ギャング団に襲撃を受けるもからくもアジトに逃げ帰るのであった。

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僕達はこのことを報告するため、リトルトラニアを出てボスの屋敷へと歩いて向かった。
「ベヌート急ぐぞ、これは大問題だ抗争に発展する」
「相手はどこのグループでしょう?クーゲルのやつらでしょうか」
「それは、わからん、ファーザーなら知ってるだろう」
ボスの屋敷に到着しベルを鳴らす、出迎えてくれたのはボスの右腕ジョセフ・ゴッティ。
ジョセフは急いでボスのところへと誘導してくれた。
 
「お前等、何があった、クーゲルのやつ等か」
「いや、わからないですファーザー。見たこともない連中でして、、、」
ペッロは必死にあの時を思い出している様子だったの俺は彼を支援した。
「たしか、連中は女だけでした。それも真っ黒の服装で」
これだけの情報をだしておけばわかるだろう。ボスはこの世界なんでも知っている男だ。
裏も表も彼の一言で動かせないものはない。
「ふむ、、、聞いたことないな、カルロはあるか」
「ないですね、ファーザー」
彼は、ファミリーの幹部カルロ・ピッコロだ。しかしボスも知らないなんて。
その場がしばらく膠着した。みんな必死に考えている様子で気まずくなった。
ジョセフが口を開いた。
「ペッロ、お前等にその店を襲うよう指令を出したのは誰だ」
「はい、ルチアーノです」
「ルチアーノ!? 奴なら昨日の19時にリルバーン帝国のヴァルダムへ飛びましたファーザー」
「ふむ、、ルチアーノ何か知ってるようだな。すぐさま連絡入れろ、あと顧問にも」
カルロはノートパソコンでルチアーノの携帯電話に対して電子メールを送った、しかしアドレスは抹消されており、ルチアーノと連絡がつかなくなっていた。
 
しばらく幹部だけで話合われ、その後俺が呼ばれた。
「ベヌート、ヴァルダム島へ飛べ。ルチアーノを見つけてつれて来い」
な、、な、、なんだってー