ビルター・ノート

クラトニア本土から、車で数時間、、山の奥地へと連れられた。
ここで殿下と会えるということだがなんてところに住んでいるんだ。
空港もないこの国との国交を結ぶことが重要だと大統領は仰ったが、こんな謎だらけの国になんの価値があるというのだ。私がそんな文句を頭の中でつぶやいていたのはその美女と会って吹き飛んでしまった。


―ビルター・ポルコラートある国の外交訪問。